これはメモです。

質問

よくWeb3が必要とされる理由という文脈で出されるケンブリッジ・アナリティカ事件はブロックチェーンを活用してどのように回避できたと思いますか?

アナリティカ事件を簡単に解説すると、「ケンブリッジ・アナリティカがFacebookでクイズアプリみたいなものを配信しそこから個人情報を収集。集めた情報からFacebookが大統領選に影響を与える広告を出していた。」というものです。

これがなんでWeb3の文脈で語られるのか → 銀行やFacebookなどの中央集権的なものを全て排除できる

自分の意見

今から内容は、今の所の考えなのでここ違うよというのがあったら、是非教えていただけるととてもありがたいです。

ブロックチェーンの特性 → 資金や資産の所有者以外、特別な権限を持ったものが存在せず、その資金や資産の所有者以外操作できない。つまりデータの書き換えが行えないという特性を持っていると思うんですよね。

ブロックチェーン以前は、自分が誰かに送金したい時は銀行にお金を一度渡してから、銀行が相手に渡すという構造で、銀行が途中でお金の操作権限を持ってしまっていて、この操作権限があれば、悪さをしようと思えば、どこにでもお金を送金することができる。

でも、この操作権限を現在の資産の所有者しか持つことなく取引ができるのがブロックチェーン。

Facebookやケンブリッジ・アナリティカ(CA)が行ったことは操作権限を悪用したデータの書き込みでの不正ではないので、ブロックチェーンを使って解決することは難しいのではないかなと思った。

具体的にイメージすると、クイズアプリを通してブロックチェーンにユーザーの回答を刻み込んだとしても、ブロックチェーンだからそのデータは誰でもみることができるし、そのウォレットアドレスに紐づく回答をインデックスしていけばいくらでもターゲット広告を打つことは可能。

なので、Facebookアプリやクイズアプリをブロックチェーンを使ってDApp化したところで解決はしないと思った。

まとめると、お金などの変えられたくない情報やデータの権限を持っている中央集権組織は排除できるが、それ以外はブロックチェーンだけで解決するのは難しいのではないか。